前回、ピラティスを行うことで身長が伸びるのか、
健康診断のタイミングで実際に検証をしてみようという企画的な記事を書きました。
身長を伸ばす為にピラティスを行う方はいないかと思いますが、
背骨へのアプローチは身長を伸ばす可能性があり、男女問わず関心を持っていただけました。
前回の記事を張り付けておくので、
興味の方はご覧ください。
気になる結果ですが、
身長はこの1年で0.7センチ伸びていました!笑
2~3センチの伸びを期待していたので、微妙な感じはありますが、
40歳で身長が伸びる要素はないので、ピラティスの効果といって間違いないかと思います。
女性でもあと2センチ欲しかったなどの声がありましたので、
ピラティスの効果の一つとして、関心をもってみると面白いかもしれません。
身長が伸びたことよりも大きな結果
今回の健康診断では身長が伸びているかを楽しみにしていたのですが、
身長よりも嬉しい結果がありました!
それは、「肺活量」です。
私の肺活量は6,000CCという結果でした。
40歳の平均は3,600CC程なので、大きく上回る結果でした。
スポーツをやっているので、元々平均より高い傾向にありますが、
20代の時に計測した時は5,500CCと記憶しているので、
減少していない理由の一つにピラティスは関係しているかと思います。
ちなみに肺活量6,000CCとは、どの程度かというと、
水泳の金メダリストの瀬戸大也さんは6,000CCあるとのことです。
ついでではないですが、肺活量とピラティスの関係も説明してみたいと思います。
肺活量とは、大きく息を吸い込んで、思い切り吐き出した空気量のことをいいます。
この肺活量が増えると、酸素を効率的に取り入れることができ、全身の細胞に充分な酸素が行き渡ります。
これによって体力向上、疲労の軽減に繋がり、日常生活やスポーツでのパフォーマンスが飛躍的に向上します。
さらに肺持久力の向上も期待できます。
これは、一般的な身体のスタミナのことです。
その反面、
肺活量が低下すると、胸を動かす範囲が小さくなる為、
手足の拘縮と同様に胸郭や肺が硬くなり、さらに呼吸運動を困難にします。
肺が充分に広がらない為、肺が取り込むことのできる空気の量が少なくなっている可能性もあります。
心拍数が上がる動作を行わなければ、支障がないと思われるかもしれませんが、
体力が落ちてきたと感じたり、睡眠の質が下がっていたりと、
呼吸に繋がる部分でもあるので、自覚のないところでも生活への支障はあるかと思います。
呼吸は1日に約2万回しており、
呼吸回数は1分あたり10~12回、
また、呼気の時間が吸気の時間より長いのが理想です。
ピラティスを行っている時によく感じますが、
多くの方は過呼吸になっており、呼気が弱い傾向にあります。
その状態で1日約2万回の呼吸を行うと、肺活量の低下に繋がっていくでしょう。
呼吸は無意識に行われているものなので、
重要視はされていないかと思いますが、実際には様々な効果があります。
①心肺系(心臓・肺)の強化
・心臓が高い負荷にも耐えられるようになり、心拍数が上がりにくくなる。
・疲労物質が速やかに除去され、疲労の蓄積を防げる。
・肺活量が増え、一回の呼吸で多くの酸素を肺に入れられる。
・筋疲労原因の二酸化炭素を早く除去できる。
②循環器系(心臓・血管)の機能を高める
・循環器系は血液を循環させるだけでなく、身体の状況に応じて適切な量の血液を、
適切な臓器に分配する役割を担っています。
例えば、運動時には肺血流を増加させ、より多くの酸素を取り入れることで、
大量の酸素を消費する心臓や筋肉に多くの血液を供給し、
また、脳への血液も十分に保たなければなりません。
③免疫力を高める
免疫力とは、病気を免れる力のことを指します。
免疫は一度病気にかかったら二度とかからない、
あるいは抵抗できる生体反応です。
コロナやインフルエンザなどの体にとっての異物が体内に侵入すると、
体の免疫システムが働き、侵入してきた異物から体を守ってくれます。
さらに体内で発生したがん細胞などにも対応します。
免疫力が高い人は以下のような特徴もあります。
・バランスのよい食事を摂っている。
・お酒を飲みすぎない。
・規則正しい生活をしている。
・十分な睡眠をとっている。
・湯船にゆっりつかっている。
・適度に運動をしている。
・ストレスが少ない。
・よく笑う。
④内臓、神経、脳など、全身の活性化
脳が活性化すると、
脳血流の量が豊富になります。
脳の神経が活発に働くことで酸素が消費される為、
それを補う為に脳の血流量が増えます。
⑤自律神経のバランスを整える
自律神経とは、自分の意志とは関係なく自動的に働く神経のことです。
呼吸、循環、消化、生殖、排泄など生命維持に必要な機能を調節しています。
自律神経が乱れると、本来持っている力を発揮できないだけでなく、
「疲れやすい」、「よく眠れない」、「やる気が出ない」、「頭痛がする」など、
様々な心身の不調が現れるようになります。
⑥集中力アップ
集中力を上げる方法の一つとして、
呼吸はとても重要になってきますが、
集中力が続かない原因を自覚し、改善することも必要となってきます。
以下に当てはまる方は気を付けてください。
・必要な栄養が不足している。
・睡眠不足や体調不良が続いている、
・気が散りやすい環境になっている。
・「ながら」作業やマルチタスクになっている。
・悩みや不安など精神的なストレスがある。
⑦コアの安定と強化
コアの安定とは、腕や脚や身体全体を空間いっぱいに動かしながら、
望ましくない歪みや代償の動きなしに、骨盤と脊柱を望ましいポジションに保つ能力です。
コアの強化は、背骨(特に脊椎)に加わる「圧迫力」、「捻転力」、「剪断力」に対して安定性を
もたらしてくれます。
これらは、筋力、筋持久力、筋パワーの発揮に影響を与えるので、
スポーツパフォーマンスの向上にも繋がります。
以上のように、肺活量から呼吸の重要性と話が飛躍してしまいまいましたが、
日常生活にも関わる部分なので、意識できると良いかと思います。
この記事を書いた人代表トレーナー 岡嶋 秀幸
経歴
トレーナー歴10年
大手パーソナルトレーニングジムのオープニングスタッフを勤め、多くのお客様のダイエットを担当。
そのお客様のお一人で、リウマチを患っている方から「将来、仕事をリタイアしてからも通えるジムがほしい」という声がきっかけになり独立、そしてdrenchworks(ドレンチワークス)ができました。
現在ではダイエットに限らず、幅広い目的をもったお客様にご来店いただき、今年で7年目を迎えます。
資格
- NSCA-CPT
- BESJピラティスインストラクター
メッセージ
「楽しく痩せられる」を実現し、信頼して任せられるトレーナーを⽬指しています。
ダイエットは、適切なトレーニング・⾷事管理・メンタル管理の3つが揃って初めて成功します。
特にメンタル⾯については、安⼼して取り組めるよう、独⾃の数値分析を⾏い、ストレスなく成果を出していただけます。
ダイエット専⾨パーソナルトレーニングジムとして、ダイエットを始め、「筋⾁をつけたい」、「運動習慣をつけたい」というお客様にも多くお越しいただいております。
drenchworksでは、パーソナルトレーニングを⾏う上で、お客様と信頼関係を築くことを第⼀に考えています。
トレーナーの⼒が発揮される時は、数値が停滞した時や、挫折しそうになった時に、いかに乗り切り、達成に導けるかです。そこで、お客様には安⼼して任せていただけるよう、トレーニングだけでなく、メンタル⾯のサポートも⾏っております。
また、ダイエット時には⼤変な事もありますが、なにより「楽しく痩せられる」そんな環境をご⽤意しています。
すすきののパーソナルジムドレンチワークスの店舗情報
ドレンチワークスはすすきの交差点前にあるパーソナルジムです。
地下鉄すすきの駅からも徒歩1分と、とても通いやすい場所となっています。
地下街直結となる為、悪天候時も無理なくご来店いただけます。
無料カウンセリング・体験トレーニングのご案内
ドレンチワークスでは実際に当ジムのサービスを体験し安心してスタートしていただけるよう、体験トレーニングを受け付けています。
体験トレーニング | ¥4,400- トレーニング終了時にダイエットコース、月額コース、チケット制コース いずれかのご入会で料金無料! |
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- ウェア・シューズ・タオル無料貸出、持参もOK
- ミネラルウォーター1本無料
無料カウンセリング・体験トレーニングの流れ
- 無料カウンセリング・体験トレーニングをご予約下さい。
ご予約はLINEもしくはお問い合せフォームから受け付けております。
ご希望の日時をお知らせください。 - 当日はトレーニング予約時間の10分前から入店可能です
- カウンセリング(お悩みや理想のお体について伺います)
- ロッカールームにてお着替え
- 体験トレーニング(お客様のご希望に合わせて効果的なトレーニングを提供いたします)
- 入会を希望→今後のスケジュール確認
入会を希望しない→ご帰宅
※当パーソナルジムは強引な勧誘は一切いたしません。
どなたでも体験可能で、幅広い世代の方々に好評頂いております。
ぜひお気軽にご利用ください。
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